サツマイモの甘みを引き立てる絶品レシピを紹介!
2024年10月1日に放送されたフジテレビの「ノンストップ!笠原将弘のおかず道場」では、和食の匠「賛否両論」のオーナーシェフ笠原将弘さんが、秋の味覚を存分に味わえる「サツマイモの秋味ソテー」を紹介しました。サツマイモの自然な甘みとシイタケの旨味を活かし、さらにちりめんじゃこや粉チーズ、青のりといった香ばしい食材を使ったアレンジが魅力の一品です。今回は、そんな笠原シェフのレシピを詳しくご紹介します。簡単に作れるので、ぜひお試しください!
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■ 笠原将弘の秋レシピ「サツマイモの秋味ソテー」とは?
このレシピは、秋の味覚サツマイモを主役にした一品です。サツマイモは甘みが強く、和洋中どの料理にも合う万能野菜。そのサツマイモを香り豊かなシイタケと合わせ、さらにタマネギの甘みをプラスすることで、より深みのある味わいに仕上げています。また、炒める際にはマヨネーズを使用するのがポイント!マヨネーズのコクが具材全体に絡み、濃厚で豊かな風味を生み出します。
■ 材料紹介:シンプルだけど風味豊かな素材選び
今回のレシピは、少ない材料で本格的な味を引き出すのが特徴です。使用する材料とその特徴について詳しく見ていきましょう。
- サツマイモ(2本):主役のサツマイモは皮ごと使用し、豊富な食物繊維とビタミンCを逃さず調理。
- シイタケ(4枚):香り豊かなシイタケは秋の季節感を演出し、料理の旨味をぐっと引き立てる。
- タマネギ(1個):甘さと旨味を加え、炒めることで全体の調和をとる。
- マヨネーズ(大さじ4):炒め油として使用し、具材の味を引き立てるだけでなく、滑らかでクリーミーな食感をプラス。
- 塩、コショウ(少々):味の調整役。シンプルな調味料が素材の持ち味を活かす。
- A[酒、しょうゆ、みりん各大さじ1]:和風の味付けをベースにし、サツマイモの甘みをさらに引き立てる。
- ちりめんじゃこ(40g):塩気と旨味をプラスし、食感のアクセントになる。
- B[粉チーズ、青のり各大さじ2]:洋風の要素を取り入れ、風味に奥行きを持たせる。
■ 作り方の手順
- サツマイモの下準備
サツマイモはしっかりと洗い、皮ごと一口大に切ります。これを水から茹で、柔らかくなったらざるに上げて湯を切ります。茹で時間は目安として10〜15分程度。指で押してみて柔らかさを確認しましょう。 - シイタケとタマネギの準備
シイタケは軸を切り、傘の部分は薄切りに、軸は石づきを除き、手で細かく裂いておきます。タマネギも薄切りにし、具材の準備を整えます。 - 炒める工程① – マヨネーズでコクをプラス
フライパンにマヨネーズを入れ、中火で熱します。マヨネーズが溶け出したら、シイタケとタマネギを入れて炒め、塩、コショウを少々振りかけます。具材にマヨネーズがよく絡んでしんなりするまで炒めるのがポイントです。 - 炒める工程② – サツマイモを加えて和風の味付けを
しんなりとしたら、最初に茹でたサツマイモを加え、全体をよく炒め合わせます。ここでAの調味料(酒、しょうゆ、みりん各大さじ1)を加え、サツマイモの甘みを引き出す和風の味付けに仕上げます。しっかりと調味料を絡めることで、味が均等に染み込みます。 - 盛り付けと仕上げ
炒めた具材を器に盛り付け、最後にボウルでちりめんじゃことB(粉チーズ、青のり各大さじ2)を混ぜ合わせてから散らします。じゃこの塩気と青のりの香り、さらに粉チーズの濃厚さが絶妙なハーモニーを生み出します。
■ 仕上がりの特徴と味わい
このレシピは、サツマイモのほくほくとした食感、シイタケの香り、タマネギの甘さ、そしてちりめんじゃこや粉チーズ、青のりの風味が一体となり、秋の食卓を彩る一品に仕上がります。マヨネーズを使って炒めることで、素材の持つ旨味を引き出し、濃厚でコクのある味わいを実現しています。
■ アレンジのポイント
- ベーコンを加えてボリュームアップ
少量のベーコンを加えると、さらに風味が増し、おかずとしての満足感がアップします。ベーコンは炒める前に薄切りにし、シイタケとタマネギを炒める際に加えましょう。 - チーズを多めにして洋風に
粉チーズの分量を増やし、パルメザンチーズなどの風味の強いものを加えると、洋風のおかずとしてアレンジ可能です。お好みで刻みパセリを散らしても美味しいです。
■ サツマイモの秋味ソテーを引き立てるサイドディッシュ&献立提案
ここからは、私からの提案です。「サツマイモの秋味ソテー」をメインに、どんなサイドディッシュを組み合わせれば、バランスよく楽しめるかお悩みの方も多いのではないでしょうか?そんな読者の皆さまに、和風と洋風、それぞれのスタイルに合わせた献立アイデアをご紹介します!
料理全体のイメージをつかんで、食卓をもっと楽しく、季節感たっぷりに演出しましょう。
■ サツマイモの秋味ソテーを活かす「和風献立」アイデア
サツマイモのほくほくとした甘さとシイタケの香りが特徴の秋味ソテーは、和風の献立と相性抜群です。そこで、和食らしいサイドディッシュを取り入れて、家庭的で温かみのある食卓を演出しましょう。
● サイドディッシュ1:きゅうりとわかめの酢の物
さっぱりとした酢の物は、濃厚な味わいのサツマイモソテーの箸休めにぴったり。酢の物の酸味とサツマイモの甘さが口の中で調和し、食欲が進みます。
材料例:
- きゅうり(1本):薄切り
- わかめ(乾燥わかめ 大さじ1):水で戻す
- 酢 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 塩 少々
作り方:
- きゅうりを塩でもみ、しばらく置いて水気を絞る。
- 戻したわかめと合わせ、酢と砂糖で味付けするだけで簡単!
● サイドディッシュ2:具だくさん味噌汁
サツマイモの秋味ソテーが甘めの味わいなので、味噌の風味をしっかり感じられる具だくさん味噌汁がおすすめ。豚肉を少量加えるとボリュームが増し、満足感もアップします。
具材例:
- 豚肉(薄切り 50g)
- じゃがいも(1個):一口大に切る
- にんじん(1/2本):薄切り
- 長ネギ(1/2本):斜め切り
- 味噌 大さじ2
作り方:
- 豚肉を鍋で炒め、野菜を加えてさらに炒める。
- だしを加え、野菜が柔らかくなるまで煮たら味噌を溶き入れる。
● サイドディッシュ3:ひじきの煮物
ひじきの煮物は栄養価も高く、サツマイモの甘みとよく合います。食物繊維が豊富なので、腸内環境を整えたい方にもおすすめです。
材料例:
- ひじき(乾燥ひじき 20g):水で戻す
- にんじん(1/2本):千切り
- 油揚げ(1枚):短冊切り
- だし 150ml
- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ1
作り方:
- 材料をさっと炒めてからだしを加え、煮汁がほぼなくなるまで中火で煮る。
■ 洋風で楽しむ「サツマイモの秋味ソテー」アレンジ献立
サツマイモの甘さとチーズの香ばしさを活かして、洋風の献立にアレンジするのもおすすめです。特に、おしゃれなカフェ風ランチやディナーにぴったりのメニューを提案します。
● サイドディッシュ1:かぼちゃのクリームスープ
サツマイモのソテーと同じく秋の味覚であるかぼちゃを使ったクリームスープを添えると、見た目も華やかで味の調和も取れます。濃厚なスープが料理全体を引き立てます。
材料例:
- かぼちゃ(1/4個):皮をむき、ひと口大に切る
- 玉ねぎ(1/2個):薄切り
- 牛乳 200ml
- バター 10g
- コンソメ 小さじ1
作り方:
- バターで玉ねぎを炒め、かぼちゃを加えてさらに炒める。
- 水とコンソメを加えて煮込み、かぼちゃが柔らかくなったらミキサーにかけて牛乳を加え完成。
● サイドディッシュ2:ガーリックトースト
ガーリックトーストの香ばしい風味が、サツマイモの甘さやチーズの風味とベストマッチ。サクサクとした食感をプラスすることで、食べ応えのある献立に仕上がります。
材料例:
- バゲット(4切れ)
- にんにく(1片)
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 少々
作り方:
- にんにくをすりおろし、オリーブオイルと塩を混ぜてパンに塗る。
- オーブンでこんがり焼くだけで完成。
● サイドディッシュ3:ほうれん草とベーコンのサラダ
シンプルなグリーンサラダを添えることで、サツマイモの濃厚な味わいを爽やかに楽しめます。ほうれん草とベーコンを合わせることで、彩りも豊かで見た目にも美しい献立に。
材料例:
- ほうれん草(1束):さっと茹でて水気を切る
- ベーコン(2枚):細切りにして炒める
- オリーブオイル 大さじ1
- レモン汁 小さじ1
- 塩、こしょう 各少々
作り方:
- ベーコンを炒めたら、ほうれん草と調味料を合わせるだけ。
■ 笠原将弘さんのプロフィールとこれまでの歩み
日本料理の名匠・笠原将弘さんとは?
笠原将弘さんは、日本を代表する料理人であり、文化人、タレント、そして料理本作家としても幅広く活躍しています。さらに、近年ではYouTubeチャンネル「【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道」を開設し、多くのファンを魅了しています。和食を中心とした彼の料理は、その独創性と繊細な味わいで多くの人々を惹きつけています。そんな笠原さんの歩みや受賞歴、最新の著書について詳しくご紹介します。
■ 笠原将弘さんの生い立ちと料理人としてのスタート
笠原将弘さんは、1972年9月3日に東京都品川区で生まれました。実家は焼き鳥店「とり将」を営んでおり、幼少期から料理や食材に親しんで育った環境が、彼の料理人としての原点を形作っています。料理の道に進む決意を固めた笠原さんは、高校卒業後、日本料理の世界に飛び込みました。
■ 日本料理店「正月屋吉兆」での修業時代
笠原さんが最初に修業を積んだのは、日本料理の名店「正月屋吉兆」。ここで9年間にわたり、日本料理の基礎から高級料理の技法に至るまで、みっちりと鍛えられました。正月屋吉兆は、料理人にとって非常に厳しい環境として知られており、そこでの修業経験は笠原さんにとって貴重な糧となります。
この時期に培った料理に対する姿勢や技術は、彼のその後の料理スタイルの土台となり、和食の伝統を重んじながらも自由な発想を取り入れる独自のスタイルを確立しました。
■ 家業を継いでからの転機
修業を終えた笠原さんは、実家の焼き鳥店「とり将」を継ぎました。しかし、家業の経営は順風満帆ではなく、閉店を余儀なくされる困難な時期を経験します。この逆境を乗り越えた後、彼は自分自身の腕を試すべく、2004年に東京・恵比寿で自らの店「賛否両論」をオープンしました。
■ 予約困難な人気店「賛否両論」の誕生
「賛否両論」という店名には、笠原さんの「どんな評価を受けても、自分のスタイルを貫く」という強い意志が込められています。開店当初から、斬新でありながらも伝統的な和食の技法を取り入れた料理は瞬く間に評判となり、予約が取れない名店としてその地位を確立しました。素材の良さを活かしながら、創造性あふれる料理を生み出すスタイルが、国内外で高く評価されています。
■ 笠原将弘さんの受賞歴とその栄誉
笠原さんは、数々の受賞歴を誇ります。中でも特筆すべきは、2010年に受賞した「世界料理学会 日本代表賞」です。この賞は、日本料理の革新と世界への発信力を評価され、日本を代表する料理人としての地位を確固たるものにしました。
また、2023年には彼の著書『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』が「第10回料理レシピ本大賞<料理部門>」に入賞し、料理本作家としても注目を浴びています。この著書は、健康志向が高まる昨今において、扱いの難しい鶏むね肉をいかに美味しく調理するかというテーマに焦点を当て、多くの家庭でのレシピに革命をもたらしました。
■ 最新著書『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』とは?
笠原さんの直近の著書『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』は、鶏むね肉を使った全66品のレシピを紹介する一冊です。この本では、鶏むね肉の調理法にとどまらず、買い方、扱い方、保存方法まで詳しく解説しており、鶏むね肉を美味しく仕上げるコツが満載です。
鶏むね肉は高たんぱく低脂質で健康志向の方に人気ですが、加熱しすぎるとパサついてしまうため、料理初心者には難しい食材とされてきました。そこで、笠原さんはその扱い方に工夫を凝らし、絶妙な火加減や下ごしらえのテクニックを丁寧に紹介しています。例えば、鶏むね肉を柔らかく仕上げるために片栗粉をまぶしてから茹でる方法や、ヨーグルトに漬けておくことでパサつきを防ぐテクニックなど、家庭でもすぐに取り入れられるアイデアが満載です。
■ 読者への質問:作ってみた感想やアレンジアイデアをぜひ教えてください!
この「サツマイモの秋味ソテー」を実際に作ってみて、いかがでしたか?また、皆さんのおすすめのアレンジや、他に合わせたい料理があれば、ぜひコメント欄で教えてください!秋の味覚をさらに楽しめるアイデアをお待ちしています。
■ まとめ
今回ご紹介した「サツマイモの秋味ソテー」は、秋の食卓にぴったりなレシピです。サツマイモの自然な甘みと、シイタケやタマネギの旨味、さらにちりめんじゃこと粉チーズ、青のりといった香ばしい食材を活かした組み合わせがポイントです。シンプルな材料と調理手順で、手軽に作れるので、忙しい日でもすぐに作れる一品です。ぜひこのレシピを参考に、秋の旬を楽しんでください!
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