秋の味覚で楽しむ！きょうの料理「秋のはじめのおそうざい」
9月10日(火)に放送される『きょうの料理』では、藤野嘉子さんがこの時期にぴったりのおそうざいを紹介します。秋の訪れを感じさせる季節の変わり目、夏の名残と秋のはしりの食材を活かした料理がテーマです。ボリュームがありながらもさっぱりと食べられる3品を楽しめる今回の放送では、家庭で手軽に作れる絶品レシピが登場します。
その中でも注目すべきは「鶏肉といんげん、ししとうの甘辛煮」。甘辛の味付けにひとさじの酢を加えることで、さっぱりとした後味が特徴です。疲れが出やすい季節の変わり目にぴったりの一品で、家族みんなが喜ぶ味わいです。
放送後にはさらに詳細な情報をお届けする予定です。
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藤野嘉子さんが提案する、さっぱりと食べられる3品
季節の変わり目は、体調を崩しがちな時期です。そんなときにこそ、栄養バランスの取れたおそうざいが役立ちます。藤野嘉子さんは、食材の特徴を活かし、手軽に作れる秋の料理を3品紹介します。今回は、特に「鶏肉といんげん、ししとうの甘辛煮」をメインに、その他の副菜も取り上げて詳しく見ていきましょう。
鶏肉といんげん、ししとうの甘辛煮 – 簡単に作れてさっぱり美味しい！
この料理は、鶏もも肉、さやいんげん、ししとう、エリンギという秋らしい食材を使用します。ししとうのピリッとした風味と、鶏肉のジューシーさが絶妙にマッチし、どんなおかずとも相性抜群です。ポイントは、最後に加えるお酢。ほんの少量の酢を加えることで、甘辛の味付けが引き立ち、後味をさっぱりとさせます。
- 材料（2人分）
- 鶏もも肉 1枚（300g）
- さやいんげん 100g
- ししとうがらし 10本
- エリンギ（小）3～4本（50g）
- A（水 大さじ2、砂糖 大さじ1、酒 大さじ1、しょうゆ 大さじ1）
- 塩・サラダ油・酢 各適量
- 手順
- さやいんげんは4cmの長さに切り、塩少々を加えた熱湯でサッと茹でて水を切ります。
- ししとうは縦に切り目を入れ、エリンギは縦に細く切ります。
- 鶏もも肉は余分な脂肪を取り除き、塩少々をふりかけて一口大に切ります。
- フライパンにサラダ油小さじ2を中火で熱し、鶏肉を皮側から3分ほど焼きます。カリッとしたら裏返し、ししとうとエリンギを加えてさらに炒めます。
- さやいんげんとお酢を加え、調味料Aを入れて蒸し煮にします。2分ほど蒸し煮にした後、蓋を取り煮汁を絡めて完成です。
秋の名残を楽しむ「いかと名残野菜のレモンじょうゆあえ」
「いかと名残野菜のレモンじょうゆあえ」は、少し固くなりがちな夏野菜をレモンと醤油で爽やかに仕上げる一品です。使う野菜は、例えばズッキーニやナス、トマトといった、夏にたっぷり収穫された食材。これらの野菜をさっぱりとしたレモンじょうゆで和えることで、風味が引き立ちます。
- 材料（2人分）
- いか（小）1杯
- ズッキーニ 1本
- ナス 1本
- トマト 1個
- A（レモン汁 大さじ1、しょうゆ 大さじ1、オリーブオイル 大さじ1、塩 少々）
- 手順
- ズッキーニとナスは輪切りにし、トマトは角切りにします。
- いかはさばいて輪切りにし、塩を少々加えた熱湯でさっと茹でます。
- 茹でた野菜といかをボウルに入れ、Aを加えて和えれば完成です。
このレシピは、手軽に作れるのに爽やかな風味があり、秋の食卓を華やかに彩ります。野菜の食感といかの柔らかさが絶妙なバランスを保ち、誰でも簡単に美味しく作れる一品です。
彩り豊かな「かぼちゃとゴーヤー、ハムの白あえ」
3品目として紹介されるのが「かぼちゃとゴーヤー、ハムの白あえ」です。この料理は、甘みのあるかぼちゃ、ほろ苦いゴーヤー、そして旨味の強いハムを組み合わせた、コントラストの効いた一品です。さらに、白あえの和風ドレッシングが全体を引き締め、見た目も華やか。秋らしい色合いと栄養満点な内容で、食欲をそそります。
- 材料（2人分）
- かぼちゃ 150g
- ゴーヤー 1本
- ハム 3枚
- 木綿豆腐 1/2丁
- A（すりごま 大さじ1、砂糖 小さじ1、しょうゆ 大さじ1）
- 手順
- かぼちゃは一口大に切り、ゴーヤーは縦半分に切って種を取り除き、薄切りにします。
- かぼちゃは蒸して柔らかくし、ゴーヤーは軽く茹でます。
- 木綿豆腐は水切りをし、すり鉢で潰してAを加えて白あえの衣を作ります。
- 蒸したかぼちゃ、茹でたゴーヤー、細切りにしたハムを和えて、白あえの衣で混ぜれば完成です。
この料理は、かぼちゃの甘さとゴーヤーの苦味、そしてハムの塩気が絶妙なバランスを保っており、食卓に彩りと豊かな味わいをもたらします。手軽に作れるうえに栄養価も高く、特に忙しい平日の夕食にもぴったりです。
藤野嘉子（ふじの よしこ）さんの料理の世界と歩み
藤野嘉子さんは、東京都出身の料理研究家で、家庭料理を中心に手軽に作れるレシピを数多く紹介していることで知られています。彼女の料理の特徴は、素材の持ち味を引き出し、日々の家庭料理に役立つ工夫が凝らされている点です。特に、時間がない忙しい人でも簡単に取り入れられるレシピが多く、幅広い世代に支持されています。
経歴と活動
1957年5月30日に東京都で生まれた藤野嘉子さんは、学習院女子高等科を卒業後、料理の道に進みました。進学先は、料理のプロを養成する名門校として知られる香川栄養専門学校製菓科。ここで製菓と料理の基本を学びながら、在学中から日本テレビの「キユーピー3分クッキング」のアシスタントや、さまざまな料理研究家の助手を務めるなど、実地の経験を積みました。
1985年にフリーの料理研究家としての活動をスタートさせ、以降は雑誌、テレビ、講習会など幅広いメディアで活躍しています。彼女の料理指導は、初心者にも優しく、実践的な内容が多いため、家庭料理を学びたい人々からの支持が絶えません。
代表作『低カロリーの簡単和食』とその魅力
藤野嘉子さんの代表作の一つである『低カロリーの簡単和食』（講談社、1992年）は、特に健康を意識した現代人に向けたレシピ集です。この本には、低カロリーながらも美味しい和食が多数掲載されており、ダイエットや健康管理をしながらも満足感のある食事が楽しめる内容となっています。
特にこの本が評価されている理由は、食材の持ち味を損なわずに調理できることにあります。シンプルな調理法でありながらも味わい深く、栄養バランスも考慮されたレシピが多く含まれており、忙しい日常でも取り入れやすい料理が詰まっています。
家庭で愛される藤野嘉子さんのレシピ
藤野嘉子さんのレシピは、日常の食卓を豊かにするための工夫がいっぱいです。シンプルでありながら、しっかりとした味付けが特徴で、彼女のレシピを参考にすることで、誰でも手軽に美味しい料理を作ることができます。特に、家庭料理のレシピには食材の選び方や保存方法など、実践的なアドバイスが含まれており、初心者からベテランまで楽しめる内容となっています。
藤野さんが考案する料理の多くは、家庭で簡単に作れるものが中心です。特別な材料を使うことなく、冷蔵庫にある食材を活用した料理が多いのも彼女の特徴。これにより、日々の料理の幅を広げながらも、無理なく楽しむことができます。
まとめ
今回の『きょうの料理』では、藤野嘉子さんによる「秋のはじめのおそうざい」が紹介されます。メイン料理の「鶏肉といんげん、ししとうの甘辛煮」はもちろん、他の2品「いかと名残野菜のレモンじょうゆあえ」「かぼちゃとゴーヤー、ハムの白あえ」も、この時期にぴったりの美味しい家庭料理です。放送後にはさらに詳細なレシピやコツをお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに。
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