トマトの魅力を最大限に!栗原はるみ先生が教えるトマト料理の数々
8月25日放送の「相葉マナブ」では、料理家・栗原はるみ先生を迎え、神奈川県藤沢市の井出トマト農園でトマトを使った絶品料理を学びます。相葉雅紀さん、小峠英二さん、澤部佑さんが参加し、収穫した新鮮なトマトを使った多彩なレシピが紹介されました。今回は、家庭でも簡単に作れる「トマトのおひたし」や「トマト素麺」、「冷凍トマトのカプレーゼ」など、夏にぴったりのトマト料理をお届けします。
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神奈川・藤沢市の井出トマト農園を訪問
まず、相葉さん、小峠さん、澤部さんが栗原先生とともに訪れたのは、神奈川県藤沢市にある井出トマト農園。ここでは、1haのハウスで3万本ものトマトの木が植えられており、フルティカ、マルティーナ、麗月、グーラミなど13種類以上のトマトが栽培されています。この農園で収穫された新鮮なトマトを使って、栗原先生が家庭でも作れるトマト料理のレシピを披露しました。
漬けるだけで簡単!トマトのおひたし
最初に紹介されたのは「トマトのおひたし」です。中玉トマトに十字の切り込みを入れてお湯に入れ、皮を剥いた後、かつおダシ、薄口醤油、みりん、塩を混ぜた漬け汁に浸すだけで完成します。シンプルでありながら、トマトの甘みを引き出す絶品の一品です。栗原先生はこの料理を作りながら、トマトとタコを使ったサラダやトマトの炊き込みご飯もおすすめしていました。
材料(4人分)
- 中玉トマト:12個(約330g)
- かつおダシ:300mL
- 薄口しょう油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 塩:少々
作り方
- トマトの下ごしらえ
中玉トマトはヘタをくり抜き、先端に浅く十字の切り込みを入れます。これにより、トマトの皮が剥きやすくなります。 - トマトの皮を剥く
中玉トマトを沸騰したお湯に数秒間入れた後、すぐに氷水に取ります。この手順で皮が簡単に剥けるようになります。皮を丁寧にむいて、トマトの食感を整えます。POINT:
皮をむくことで、味がよりしっかりと染み込み、トマトの風味が引き立ちます。 - ダシを作る
小鍋にかつおダシを入れ、薄口しょう油、みりん、塩を加えて混ぜ合わせます。ダシが均一になるようにしっかりと混ぜてください。 - トマトを漬ける
容器にダシを入れ、皮をむいたトマトを並べます。トマトが完全にダシに浸かるように注意します。 - 冷蔵庫で冷やす
ラップをトマトに直接かぶせて、落とし蓋のように密着させます。この手順で、トマト全体に均等にダシが染み込みます。冷蔵庫で2時間以上冷やして、味をなじませましょう。POINT:
落としラップをすることで、味がムラなく漬かり、トマト全体に均一に味が染み込みます。 - 仕上げと盛り付け
冷やしたトマトを器に盛り付け、漬け汁を軽くかけて完成です。暑い夏の日にぴったりの、爽やかで味わい深い一品を楽しんでください。
このレシピは簡単に作れるだけでなく、トマトの自然な甘みとダシの旨味を存分に味わえる一品です。ぜひ家庭で試して、夏の食卓に彩りを加えてください!
さっぱり爽やか!トマトの素麺
続いて紹介されたのは「トマトの素麺」です。鶏むね肉を紹興酒、しょうが、長ネギとともに茹で、そのダシに醤油、酢、砂糖を加えて素麺のタレを作ります。氷水で締めた素麺の上に、輪切りにした鶏むね肉、中玉トマト、千切りにしたミョウガ、大葉を添えて、めんつゆとごま油をかけるだけで、さっぱりとした夏にぴったりの一品が完成します。お好みでラー油をかけると、さらに風味豊かな味わいが楽しめます。
材料(2人分)
- 中玉トマト:3〜4個(約200g)
- 素麺:2束(100g)
- 鶏むね肉:1枚(250g)
- 紹興酒:大さじ1
- しょうが:1片(約5g)
- 長ネギ(青い部分):1本(約10cmの長さ)
- お湯:400mL
- 鶏むね肉のゆで汁:300mL
- しょう油:大さじ3
- 酢:大さじ1と1/2
- 砂糖:小さじ1
- みょうが:2本
- 大葉:10枚
- ゴマ油:適量
- ラー油:お好みで
作り方
- 鶏むね肉と薬味の準備
鶏むね肉は皮を剥き、調理の10〜15分前に冷蔵庫から出して常温に戻します。しょうがは軽くつぶしておき、長ネギの青い部分は縦半分に切ります。 - 鶏むね肉を茹でる
鍋にお湯(400mL)を沸かし、紹興酒、しょうが、長ネギを入れます。再沸騰したら鶏むね肉を加え、再び沸騰したら弱火にして蓋をし、5分ほど茹でます。POINT:
鶏むね肉のダシを素麺のタレに使うため、茹で汁も活用します。 - 余熱で火を通す
火を止め、そのまま蓋をした状態で10分ほど置いて余熱で火を通します。この間に、鶏むね肉がしっとりと仕上がります。 - タレを作る
茹でた鶏むね肉を取り出し、茹で汁をザルでこして300mLをボウルに入れます。ここにしょう油、酢、砂糖を加え、しっかりと混ぜてめんつゆを作ります。タレは氷水で冷やしておきます。 - 具材の準備
トマトは薄切りに、みょうがはできるだけ細い千切りにし、大葉も千切りにします。茹でた鶏むね肉は手で細かく裂いて、具材として準備します。POINT:
鶏むね肉を裂くことで、タレがよく馴染みます。 - 素麺を茹でる
素麺をパッケージの表示通りに茹でます。茹でた素麺は冷水でしっかりと洗い、さらに氷水でしめます。水気をよく切り、器に盛ります。 - 盛り付け
器に素麺を盛り、その上に裂いた鶏むね肉、薄切りにした中玉トマト、千切りにしたみょうがと大葉をのせます。冷やしておいためんつゆをかけ、ゴマ油を適量振りかけます。お好みでラー油を少量垂らして、ピリ辛のアクセントを加えるとさらに美味しくなります。
この「トマトたっぷり素麺」は、トマトの甘みと酸味、鶏むね肉の旨味が絶妙に調和した爽やかな一品です。夏の暑い日にぴったりの料理なので、ぜひお試しください!
冷凍トマトを使った新感覚のカプレーゼ
次に紹介されたのは「冷凍トマトのカプレーゼ」です。大玉トマトをヘタを取ってラップで包み、保存袋に入れて冷凍します。食べる際には、冷凍したトマトをすりおろし、モッツァレラチーズとオリーブオイル、塩と一緒に器に盛り付けるだけで、新感覚の冷たいカプレーゼが楽しめます。冷たいトマトのシャーベットのような食感が、暑い夏にぴったりの一品です。
材料(2人分)
- 大玉トマト:1個(200g)
- モッツァレラチーズ:1個(125g)
- 塩:適量
- オリーブオイル:適量
作り方
- トマトの準備
大玉トマトのヘタを取り除きます。この時点でヘタを取っておくことで、冷凍後に取りにくくなるのを防ぎます。トマトを1つずつラップで包み、保存袋に入れます。POINT:
冷凍するとヘタが取りにくくなるため、事前に取っておくのがポイントです。 - トマトを冷凍する
保存袋に入れたトマトを冷凍庫に入れ、4〜5時間以上冷凍します。完全に凍らせることで、すりおろした際にシャーベット状の食感が楽しめます。 - モッツァレラチーズの準備
モッツァレラチーズを手で食べやすい大きさにちぎり、皿に盛ります。その上に塩を少々振りかけ、さらにオリーブオイルを適量かけます。 - 冷凍トマトをすりおろす
冷凍したトマトを取り出し、モッツァレラチーズの上に山盛りになるようにすりおろします。冷凍トマトをすりおろすことで、トマトの風味がシャーベット状になり、モッツァレラチーズとの相性が抜群です。
この「冷凍トマトのカプレーゼ」は、暑い夏の日にぴったりの、ひんやりとした爽やかな一品です。シンプルな材料で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!トマトの冷たい食感とモッツァレラチーズのクリーミーさが絶妙にマッチします。
スタミナ満点!トマトのプルコギ
また、スタミナたっぷりの「トマトのプルコギ」も紹介されました。牛肩ロースを醤油、砂糖、コチュジャン、おろしにんにく、コショウ、ハチミツで揉み込んだ後、ごま油で炒め、厚めに切った玉ねぎを加えます。別のフライパンで炒めた大玉トマトを加えることで、トマトの酸味と甘みが絶妙に絡み合うスタミナ料理が完成します。最後に白ごまを振りかけて、彩り豊かな仕上がりに。
材料(2人分)
- 大玉トマト:2個(350g)
- 牛肩ロース(薄切り):200g
- 玉ねぎ:1/2個(100g)
- しょう油:大さじ3
- 砂糖:大さじ1
- はちみつ:大さじ1/2
- コチュジャン:大さじ1
- にんにく(すりおろし):小さじ1(5g)
- コショウ:少々
- ゴマ油:適量
- サラダ油:適量
- 煎り白ゴマ:適量
作り方
- 材料の準備
大玉トマトは6等分のくし切りにし、玉ねぎは厚めに薄切りにします。牛肩ロースは食べやすい大きさに切ります。 - 牛肉の下味をつける
ボウルにしょう油、砂糖、はちみつ、コチュジャン、すりおろしにんにく、コショウを入れて混ぜ合わせます。そこに牛肩ロースを加え、手でよくもみ込んで下味をつけます。この工程で、牛肉に味がしっかりと染み込みます。 - 牛肉を炒める
フライパンにゴマ油を熱し、牛肩ロースを加えて焼き色がつくように炒めます。牛肩ロースに8割程度火が通ったら、玉ねぎを加えてさらに炒めます。玉ねぎが少ししんなりするまで炒めるのが目安です。 - トマトを別で炒める
別のフライパンにサラダ油を熱し、くし切りにした大玉トマトを強火で炒めます。トマトの角が少し取れる程度まで炒めることで、食感が残り、プルコギに酸味が加わります。POINT:
トマトを別のフライパンで炒めることで、牛肉と一緒に炒める際に水分が出過ぎず、料理がベチャッとしないようにします。2つのフライパンを使い、同時に短時間で炒めるのがポイントです。 - 仕上げ
牛肉と玉ねぎを炒めたフライパンに、炒めたトマトを加え、中火でさっと炒め合わせます。全体が混ざり合い、味がなじんだら火を止めます。 - 盛り付け
仕上げに、器に盛ったプルコギに煎り白ゴマをふりかけて完成です。ゴマの香りとプルコギの甘辛い味わいが絶妙にマッチします。
この「トマトのプルコギ」は、甘辛い牛肉とジューシーなトマトが絶妙なハーモニーを奏でる、食欲をそそる一品です。家庭で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!
アレンジ豊富な万能トマトソース
最後に紹介されたのは、アレンジ自在の「万能トマトソース」です。大玉トマトの皮を剥き、半分に切って鍋に並べ、薄切りにした玉ねぎとつぶしたにんにくを加えて蒸し、マッシャーで潰しながら40分ほど煮込みます。このソースはパスタやピザ、バゲットなど様々な料理に活用でき、栗原先生はオリーブオイルで焼いたバゲットにこのソースを合わせることで、シンプルながらも贅沢な一品を楽しんでいました。
万能トマトソースの材料(作りやすい量)
- 大玉トマト:750g
- 玉ねぎ:1/2個(100g)
- にんにく:1片(5g)
- 塩:お好みで
トマトバゲットの材料
- バゲット:1本
- オリーブオイル:適量
万能トマトソースの作り方
- トマトの下ごしらえ
大玉トマトはヘタをくり抜き、先端に十字の切り込みを入れます。沸騰したお湯にトマトを入れ、数秒後すぐに氷水に取ります。これで皮が簡単に剥けるようになります。皮を丁寧にむきます。POINT:
トマトの切り込みを下にしてお湯に入れると、皮が剥けやすくなります。また、皮を剥くことでソースの舌触りが良くなります。 - 具材の準備
大玉トマトを横半分に切り、切り口を下にして鍋に並べます。玉ねぎは繊維に沿ってできるだけ薄くスライスし、にんにくは軽くつぶしておきます。鍋に並べたトマトの上に玉ねぎとにんにくをのせます。POINT:
トマトの切り口を下にすると、蒸し煮したときに水分が出やすくなり、ソースがよりスムーズに仕上がります。 - トマトを蒸し煮する
鍋に蓋をして、弱火で約20分間、トマトがやわらかくなるまで蒸し煮します。トマトから水分が出てくるのを確認してください。 - トマトをつぶす
トマトがやわらかくなったら、蓋を外してマッシャーでトマトをつぶします。しっかりとつぶすことで、ソースに一体感が生まれます。 - ソースを煮詰める
蓋を外したまま、弱火でさらに40分ほど煮詰めます。水分を飛ばしながら、ソースが濃厚になるまで煮込みます。お好みで塩を加えて味を調整してください。
トマトバゲットの作り方
- バゲットの準備
バゲットを1cm幅に切ります。これでソースがしっかりと染み込み、食べやすくなります。 - バゲットを焼く
フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火でバゲットの両面をこんがりと焼きます。約8分間、じっくりと焼くことで、バゲットがカリッと香ばしく仕上がります。 - トマトソースを塗る
焼き上がったバゲットに、たっぷりの万能トマトソースをぬります。このソースの深い味わいが、カリッとしたバゲットにマッチして絶品です。
「万能トマトソース」は、そのままでも美味しいですが、バゲットに塗ることで手軽におしゃれな前菜や軽食になります。トマトの旨味をしっかりと閉じ込めたこのソースは、料理の幅を広げる一品です。ぜひ、家庭で試してみてください!
まとめ
今回の「相葉マナブ」では、トマトの魅力を最大限に引き出す栗原はるみ先生のレシピが多数紹介されました。神奈川県藤沢市の井出トマト農園で収穫された新鮮なトマトを使った料理は、どれも簡単で家庭でも挑戦しやすいものばかりです。夏にぴったりの爽やかな素麺や、スタミナ満点のプルコギなど、トマト料理のバリエーションが豊富で、毎日の食卓を彩ること間違いなしです。ぜひ、これらのレシピを試して、夏の食卓をトマトで彩ってみてください。
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