プロの料理テクで悩みを解決!炊き込みご飯、焼きそば、唐揚げ、ステーキまで
2024年10月24日、フジテレビの「ぽかぽか」では、主婦100人とレギュラー出演者から集まった料理に関する悩みを、プロのシェフたちがズバッと解決する特別企画が放送されました。中華料理のプロフェッショナルである菰田欣也シェフと料理の達人・尾身奈美枝さんが、家庭でよく作られる料理に対する悩みに答え、実際にその場で調理法を実演しながら解決法を伝授していきます。唐揚げ、焼きそば、麻婆豆腐、ステーキ、炊き込みご飯といった日常のメニューに焦点を当てた内容は、すぐに役立つ実用的なテクニックばかりです。
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1. 麻婆豆腐の豆腐が崩れてしまう問題
悩み:麻婆豆腐を作るときに豆腐が崩れてしまい、見栄えが悪くなる。
解決方法:菰田欣也シェフのアドバイスは、「豆腐を調理前に下茹でしておくこと」。この一手間で豆腐が崩れにくくなるだけでなく、調理時間の短縮と味の浸透を助けるというメリットがあります。具体的なステップは以下の通りです。
- 豆腐の下茹で: 豆腐を熱湯で軽く下茹ですることで、水分を抜き、豆腐が固くなるので、崩れにくくなります。
- 早く味が染み込む: 下茹でした豆腐は、表面が引き締まることで調味料の吸収が良くなり、短時間で味がしっかりと染み込みます。
これにより、見栄えも良く、調理時間の短縮と美味しさの両方を実現できます。
2. ふわふわ卵炒めが作れない問題
悩み:家庭でふわふわの卵炒めがうまく作れない。
解決方法:菰田シェフのテクニックでは、卵炒めをふわふわに仕上げるためには「フライパンをしっかりと高温にすること」が重要です。さらに、卵液に炭酸水を少し加えることで、よりふわっと軽い食感が生まれます。炭酸水の炭酸ガスが卵を膨らませる働きをし、結果として柔らかく仕上がるのです。
- 炭酸水を加える: 卵液に少量の炭酸水を混ぜることで、焼き上がりがふわっと軽くなり、ふんわりとした食感が得られます。
- フライパンは高温で: 熱したフライパンで一気に焼くことで、卵がふんわりと膨らみ、崩れにくく仕上がります。
これを試すことで、プロ顔負けのふわふわ卵炒めを作ることができるでしょう。
3. ネギのみじん切りが手間がかかる問題
悩み:ネギのみじん切りが手間で、料理の準備に時間がかかってしまう。
解決方法:菰田シェフが紹介したのは、100円ショップDAISOで手に入る「ネギカッター」を使う方法。この便利なツールを使えば、ネギのみじん切りが簡単にできます。番組内では高橋大輔さんが実際に使ってみて、その手軽さに驚いていました。
- ネギカッターの使用: ネギをカッターに通すだけで、簡単に均一なみじん切りができ、時短調理が可能になります。
これを使えば、ネギのみじん切りが格段に楽になり、料理の準備時間が大幅に短縮されます。
4. キノコご飯が水っぽくなる問題
悩み:キノコの炊き込みご飯を作ると、水っぽくなってしまい、べちゃっとした仕上がりになる。
解決方法:尾身奈美枝さんが提案するのは、水加減を通常より少なくすること。キノコは大量の水分を含んでいるため、水の量を少し減らすだけでベチャベチャ感を防げます。
- 水分量を1割減らす: キノコから出る水分を見越して、通常より水を1割程度減らして炊きます。
- だし汁を少なめに: 調味料は先に加え、だし汁を少なめに入れることで、味が濃くなり、べたつかない炊き込みご飯が完成します。
さらに、お米を炊く前に30分ほど水に浸しておくことで、キノコからの水分を吸収しやすくし、ふっくらとしたご飯を作ることができます。
5. ポテトサラダが冷めると味が薄くなる問題
悩み:ポテトサラダが冷めると味が薄く感じてしまう。
解決方法:尾身さんのアドバイスは、ジャガイモにお酢を絡めることです。ジャガイモにお酢を加えることで、味がしっかりとし、冷めても味が薄く感じなくなります。
- お酢を使う: ジャガイモをゆでた後、熱いうちにお酢を少量加えて混ぜると、味がしっかり残り、冷めても美味しいポテトサラダになります。
お酢の酸味が、サラダの風味を引き立て、さっぱりとした後味も楽しめる工夫です。
6. 唐揚げがカラッと揚がらない問題
悩み:唐揚げを作ると、衣がベチャッとしてしまい、カラッと仕上がらない。
解決方法:菰田シェフのテクニックでは、通常の片栗粉をまぶすだけの方法に加え、鶏肉に霧吹きで水をかけるという一工夫が効果的です。これにより、衣が均一になり、油で揚げた際にカラッとした食感が得られます。
- 霧吹きで水をかける: 片栗粉をまぶした鶏肉に、少し水を霧吹きでかけることで、衣が均一に付き、揚げた際にサクサクの食感が出やすくなります。
7. ステーキがうまくミディアムに焼けない問題
悩み:ステーキを焼いても、理想のミディアムに仕上げられない。
解決方法:尾身さんのステーキの焼き方では、肉の厚さに合わせて焼き時間を調整します。具体的には「お肉の厚さ+30秒」焼くことがコツです。焼いた後は、アルミホイルに包んで余熱で仕上げることがポイントです。
- 片面1分30秒、余熱で3分仕上げる: 1cmの厚さのステーキであれば、片面1分30秒、裏面も同じ時間焼き、さらにアルミホイルに包んで3分ほど余熱で火を通します。
これで、理想的なミディアムステーキが自宅でも簡単に作れます。
8. 焼きそばがベチャベチャになる問題
悩み:焼きそばを作ると、麺がベチャっとしてしまい、パリッと仕上がらない。
解決方法:菰田シェフは、「麺をほぐさず、両面をしっかり焼く」ことを提案しています。これにより、麺がベチャベチャにならず、焼きそばが香ばしく仕上がります。
- 麺をほぐさない: 麺をほぐさずに両面を焼くことで、余分な水分が飛び、香ばしい焼きそばが完成します。
9. ブロッコリーの適切なゆで加減が分からない問題
悩み:ブロッコリーのちょうど良いゆで加減が分からない。
解決方法:尾身奈美枝さんは、塩を加えた沸騰したお湯で、再沸騰したら1分30秒だけゆでる方法を提案。これにより、シャキッとしたブロッコリーが仕上がります。
- 再沸騰後1分30秒: ブロッコリーを塩入りの沸騰したお湯でさっとゆで、再沸騰後1分30秒で火を止めることで、適度な食感を保つことができます。
料理がもっと美味しくなる豆知識
ここからは、私からの提案です。料理をワンランクアップさせるための簡単なテクニックや豆知識をいくつか紹介します。これらを実践することで、日常の料理がさらに美味しく仕上がるでしょう。
1. 焼きそばの麺は軽く焦がすと香ばしさアップ
焼きそばを作る際、麺をフライパンで少しだけ焦がすと、香ばしい風味が加わります。麺を炒めるときに、少しの時間フライパンに麺を触れさせたままにしておくことで、パリッとした焼き目がつき、独特の風味が増します。香ばしさがプラスされて、焼きそば全体の味が引き立ちます。
2. 炊き込みご飯に昆布を一枚入れて風味をアップ
炊き込みご飯を炊く際に、だし昆布を一枚加えると、ほんのりとした旨味が加わり、深みのある風味に仕上がります。昆布は炊き上がり後に取り除いても良いですし、そのまま細かく刻んで混ぜることで、さらに風味豊かな炊き込みご飯を楽しむことができます。
3. 唐揚げを揚げるときは粉を軽くまぶして余分な粉は落とす
唐揚げの衣をつける際、片栗粉や薄力粉をつけすぎないことがカリッとした仕上がりのポイントです。余分な粉ははたき落として、鶏肉に薄く均等にまぶすことで、外側がカリッと揚がり、中はジューシーに仕上がります。粉をつけすぎるとべちゃっとしてしまうので、適度な量を守ることが重要です。
4. ステーキを焼く前に塩を少し早めに振る
ステーキに塩を振るタイミングが味を左右します。焼く直前ではなく、少し早めに振っておくことで、塩が肉にしっかり染み込み、肉本来の旨味が引き立ちます。さらに、肉を休ませる時間を設けることで、焼き上がり後にジューシーさが増すので、焼き上がったらすぐに切らずに少し置いておくのもコツです。
5. 焼きそばにお湯で湯通しした麺を使うとよりおいしい
焼きそばの麺は、湯通しして余分な油を落としてから使用することで、よりさっぱりとした仕上がりになります。麺がくっつきにくくなり、炒めた際に一層香ばしい味わいが楽しめます。
これらの豆知識を取り入れることで、日々の料理がさらに美味しくなります。簡単な工夫を加えるだけで、プロの味に近づけることができるので、ぜひ試してみてください!
まとめ
今回の「ぽかぽか」では、家庭でよく直面する料理のお悩みを、プロのシェフと料理研究家が丁寧に解決してくれました。麻婆豆腐の豆腐が崩れないコツから、カラッと揚がる唐揚げの秘密、ふわふわ卵炒めやステーキの焼き方まで、どのアドバイスもすぐに実践できるものばかり。毎日の料理がもっと楽しく、美味しくなること間違いなしです。
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