石原良純が巡る、神戸の歴史的スポット
2024年9月21日、テレビ朝日の人気番組『朝だ!生です旅サラダ』では、石原良純が神戸を訪れ、その魅力を視聴者と共に再発見しました。神戸は日本有数の港町として、また異国文化の玄関口としても知られ、古くから国際貿易や歴史的な出来事の舞台となってきました。今回は、神戸の歴史を辿る旅というテーマで、石原が様々な歴史的名所を訪問。彼の旅は、平安時代から幕末、そして現代に至るまでの神戸の歩みをじっくりと振り返るものとなりました。
この記事のハイライト
- 平安時代から続く「神戸北野天満神社」で、平清盛の壮大な計画に触れる
- 幕末に勝海舟が設立した「神戸海軍操練所」の跡地を巡る
- リニューアルされた神戸ポートタワーの絶景と、鉄塔の美女と称される美しい建造物を体感
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神戸北野天満神社で感じる平清盛の野望と歴史的背景
石原良純が最初に訪れたのは、神戸市の北野異人館街近くに位置する「神戸北野天満神社」。この神社は、平安時代に活躍した武将、平清盛によって創建されました。彼は、当時、宋(現在の中国)との貿易を強化するために、日本の都を神戸に移そうと計画しました。この壮大な計画の一環として、平安京にある北野天満宮を勧請し、この地に「神戸北野天満神社」が建てられたのです。
しかし、遷都の計画は最終的に実現せず、神社だけがこの地に残されました。それでも、平清盛がこの地に抱いた大きな夢と、彼が日本の貿易を国際レベルに引き上げようとした野心を感じることができます。神社は、今日も清盛の功績を讃える場所として、多くの観光客や歴史愛好家に親しまれています。
神社の境内からは、神戸の街並みや海が一望でき、かつての繁栄を思い起こさせるような風景が広がっています。石原良純も、神戸の歴史に深く感動し、平清盛の遺した足跡を辿りながら、彼の偉大なビジョンを感じ取っていました。
勝海舟と坂本龍馬の足跡を辿る、神戸海軍操練所跡
続いて石原良純が訪れたのは、「神戸海軍操練所跡碑」です。ここは、幕末の時代、勝海舟が幕府の命を受けて設立した海軍士官学校の跡地です。1863年、神戸港の開港に伴い設立されたこの操練所は、わずか1年で閉鎖されることになりますが、その短期間において、日本の歴史に深い影響を与えました。
特に注目すべきは、この操練所に集まった人々の中に、坂本龍馬や土佐藩の志士たちが含まれていたことです。当時、幕府側と反幕府勢力が同じ場所で海軍の訓練を受けていたという、幕末の混乱期を象徴する場所でもあります。操練所は、国内外の影響を受けながら、幕府と反幕府勢力が交錯した時代を色濃く反映している場所です。
また、操練所の跡地はその後、外国人居留地となり、神戸は国際貿易港として発展を遂げていきました。この場所は、日本が急速に近代化を進め、国際社会に飛躍していく中での重要な転換点となった場所でもあります。
リニューアルされた神戸ポートタワーとその美しさ
次に石原良純が訪れたのは、「神戸ポートタワー」です。このタワーは、1963年に建てられ、神戸のシンボルとして長年親しまれてきました。特にその曲線美が「鉄塔の美女」と称され、建築的にも非常に高く評価されています。ポートタワーのデザインは、どこから見ても美しく、神戸の街並みを引き立てる重要な存在です。
ポートタワーは今年、リニューアルを終え、さらに観光客にとって魅力的なスポットとなっています。リニューアル後には、地元の特産品が並ぶ土産物コーナーや、神戸の風景を一望できる屋上デッキが新設されました。特に注目すべきは、回転レストランです。このレストランは、30分で360度回転し、神戸港や六甲山などの美しい景色を楽しみながら食事ができるという、非常にユニークな体験を提供しています。
石原良純も、父と叔父が兵庫出身であることを振り返りながら、神戸の風景に深い思いを寄せていました。彼にとって、神戸は家族のルーツとも結びついた特別な場所であり、ポートタワーでのひとときは感慨深いものであったに違いありません。
世界最大級の明石海峡大橋で絶景を堪能
さらに、石原良純は神戸市の南に位置する「明石海峡大橋」を訪れました。この橋は、1998年に完成した世界最大級の吊り橋であり、全長は3911メートルにも及びます。明石海峡大橋は、本州と淡路島を結ぶ重要な交通インフラであるだけでなく、観光スポットとしても人気を集めています。
今回、石原は明石海峡大橋の内部を見学できる特別ツアーに参加しました。このツアーでは、橋の主塔の頂上近くまで登ることができ、そこから見渡す景色はまさに絶景そのものです。橋の上からは、明石海峡や周辺の美しい風景が一望でき、訪れる人々を圧倒します。
さらに、明石海峡大橋には、本州から淡路島に水を供給するための水道管や、関西電力の送電線が通っており、橋が単なる交通手段以上の役割を果たしていることを知ることができます。石原も、橋の構造やその裏側にある技術の素晴らしさに感動し、普段は見られない橋の内部を存分に楽しみました。
神戸の酒処「灘五郷」で日本酒を堪能
旅の最後には、神戸市の東灘区にある「灘五郷」を訪れました。灘五郷は、江戸時代から続く日本酒の名産地として知られており、日本屈指の酒処です。石原良純は、ここで地元の料理と日本酒のペアリングを体験しました。
今回の特別なペアリングセットでは、灘五郷の各種酒蔵から提供される日本酒と、ホタルイカのなめろうや豆腐料理などがセットになっており、それぞれの料理に合う日本酒を堪能できました。特に、ホタルイカのなめろうと灘五郷の日本酒の組み合わせは、絶品のマリアージュで、石原も感動していました。
また、この地域には数多くの酒蔵が点在しており、それぞれの蔵で異なる風味の日本酒を楽しむことができるため、日本酒愛好家にはたまらないスポットです。石原も、各酒蔵で試飲を重ねながら、日本酒の奥深さに触れ、地元の文化に対する理解を深めていきました。
スタジオでの振り返りと神戸の旅の感想
スタジオに戻った石原良純は、神戸での旅の思い出を振り返りながら、特に灘五郷での日本酒体験について語りました。「千鳥足になるのが日本酒の醍醐味」と冗談交じりにコメントし、日本酒の魅力について熱く語る場面もありました。また、明石海峡大橋の特別ツアーが11月まで開催されていることにも触れ、視聴者におすすめの観光情報を紹介しました。
石原良純の神戸探訪を通じて、神戸が持つ歴史的な背景や現代の観光スポットの魅力が存分に伝わりました。この旅は、神戸の歴史をより深く知りたい人や、美しい景色を楽しみたい人にとって、見逃せない内容となりました。
まとめ
神戸は、その歴史的な名所や現代的なランドマークが融合する、非常に魅力的な都市です。石原良純が訪れた「神戸北野天満神社」や「神戸海軍操練所跡」、「神戸ポートタワー」など、歴史的にも建築的にも重要な場所を巡ることで、神戸の多面的な魅力が浮き彫りになりました。さらに、明石海峡大橋のツアーや灘五郷での日本酒体験など、現代の神戸の魅力も存分に楽しむことができました。
神戸を訪れる際には、ぜひこれらのスポットを巡り、石原良純のようにその奥深い歴史と美しい景観を体感してみてください。
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