青森・津軽の食と文化に迫る！あさイチ「愛でたいnippon」青森・津軽編
2024年9月19日放送のNHK「あさイチ」では、津軽地方のガイドブックに載らない隠れた魅力に迫る特集「愛でたいnippon 青森・津軽」が放送されました。津軽地方は日本でも特に個性的な食文化と方言が色濃く残る地域です。今回はそんな津軽の食文化や観光ではなかなか味わえない地元ならではの体験が満載でした。鈴木奈穂子さん、博多大吉さん、博多華丸さんが司会を務め、ゲストには青森出身の古坂大魔王さんや川村エミコさんが登場し、地元のグルメや津軽弁の面白さを存分に楽しむ内容となりました。
ハイライト
- 津軽の家庭で定番！豚ホルモンのユニークな洗浄方法とその深い歴史
- 地元学生にも人気の市場グルメ！弘前駅周辺の市場で味わうサメやイカメンチ
- ピンク色の郷土料理「すしこ」！運動会に欠かせない絶品いなりずし
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津軽の家庭で愛される豚ホルモン！そのユニークな調理法と歴史
青森・津軽地方では、豚ホルモンが家庭の食卓で定番料理となっています。特に家庭でホムパ（ホームパーティ）をする際、ホルモンを家のコンロで焼いて楽しむスタイルが一般的です。津軽地方には、弘前駅周辺だけでも20軒以上のホルモン専門店が存在し、地元の人々に広く親しまれています。
ホルモンの魅力はその味だけではなく、洗浄方法にもあります。番組では、地元のホルモン店が使用するユニークな方法として、二槽式洗濯機でホルモンを洗う姿が紹介されました。この方法により、ホルモンが約30分間洗浄され、透明感のある見た目へと変わり、臭みが取り除かれます。この洗浄方法に、古坂大魔王さんは驚きを隠せず、青森出身でありながら初めて知ったというコメントを残していました。
津軽地方でホルモンが愛される背景には、地域の農業と畜産業が大きく関わっています。津軽地方はりんごの生産が有名ですが、昔、りんご農家が豚を飼育していたことから、豚ホルモン文化が根付いたと言われています。りんご農家が豚の飼育で生計を立てる中で、豚ホルモンを無駄にせず、調理する文化が発展しました。豚ホルモンとりんご、この一見異なる二つが、実は津軽の食文化において密接な関係を持っているのです。
地元の台所！弘前市民に愛される市場と観光客に人気の食べ歩き
弘前駅から徒歩5分ほどの場所に位置する市場は、津軽の新鮮な食材が集まる地元の台所として多くの人々に親しまれています。市場では、津軽の名産品である嶽地区（だけちく）で栽培された「嶽きみ」と呼ばれる甘いとうもろこしが販売されており、地元住民だけでなく、観光客にも人気です。また、すじこ専門店などもあり、津軽ならではの食材が豊富に揃っています。
この市場は、観光客が地元グルメを手軽に味わえる場所としても注目されています。特にサメやイカメンチといった、他の地域ではあまり見かけない珍しい食材が販売されており、観光客にも大好評です。地元の中学生や高校生にとっても、市場は学校帰りの立ち寄りスポットとして利用されています。彼らは、放課後に1個100〜200円のホタテやカキなどを手軽に購入して、その場で食べるのが定番の楽しみ方です。
市場を訪れた古坂大魔王さんは、すじこの発音について「すじこ」ではなく「すずこ」と発音する津軽地方の独特な言い回しに触れ、津軽ならではの言語文化の一端を紹介しました。
津軽弁クイズ！津軽地方の方言に挑戦
番組内では、津軽弁クイズが出題され、スタジオは大盛り上がりでした。
まずは、「まめしぐしちゃな」というフレーズが紹介され、意味は「元気にしているか？」。このフレーズは津軽地方で日常的によく使われる挨拶の一つです。
さらに、「わいめやぐだじゃ」という言葉も取り上げられ、こちらの意味は「あら、悪いわねえ」という、相手に謝意を示す際の表現です。津軽弁は独特の音韻やイントネーションが特徴的で、他の地方の人々には理解しづらいこともありますが、こうしたクイズを通じて、視聴者は津軽の文化に少しでも親しみを持つことができたのではないでしょうか。
津軽のピンク色の郷土料理「すしこ」とは？運動会に欠かせないいなりずし
津軽地方の郷土料理として、紅ショウガを使用したいなりずしが紹介されました。このいなりずしは、津軽地方の運動会では欠かせない存在で、大勢の人が集まるイベント時のおもてなし料理としても愛されています。特に市場で販売されている「すしこ」は、ピンク色の漬物として地元で人気です。
「すしこ」は地元民にはなじみ深いものの、他の地域ではあまり知られておらず、大手の通販サイトでも取り扱いがないため、非常にレアな食材と言われています。最近では、「すしこのもと」という商品が登場し、家庭でも簡単にすしこを作れるようになっていますが、やはり本物のすしこを味わいたいという方は、現地で手に入れるのが一番です。市場では午前中には売り切れるほどの人気商品で、すしこを使った様々なアレンジ料理も楽しめます。
まとめ：津軽の隠れた魅力を再発見！
今回のあさイチでは、青森・津軽地方の食文化や地元ならではのユニークな生活習慣が紹介され、視聴者にとって新たな発見となったのではないでしょうか。豚ホルモンの洗浄方法や市場の食べ歩き、津軽弁クイズ、そしてピンク色の漬物「すしこ」など、津軽地方の魅力は他の地域にはない特別なものです。食文化だけでなく、地元の人々の生活に根付いた習慣や言葉も紹介され、津軽の地域性が色濃く映し出されました。これから青森・津軽地方を訪れる予定がある方は、ぜひ今回紹介されたグルメや市場、そして津軽弁を楽しんでみてください。
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