ダイエットのムダ努力SP
2024年10月16日に放送されたフジテレビの人気番組「ホンマでっか!?TV」では、特集『ダイエットのムダ努力SP』が放送されました。この回では、リバウンドを繰り返しているブラックマヨネーズの小杉竜一さんが、日常で行っている「無駄なダイエット努力」について専門家から指摘を受け、その改善策を学んでいきます。
小杉さんはこれまで幾度となくダイエットを試み、時には成功するものの、リバウンドに悩まされ続けてきました。そんな彼に、番組出演者の明石家さんまさんをはじめ、EXITの兼近大樹さんやりんたろーさん、さらには専門家たちが具体的なアドバイスを次々と提案し、番組は視聴者にとっても新たな気づきを与える内容に。リバウンドを防ぐために、何が本当に効果的で、何が無駄な努力なのか、科学的根拠に基づいた説明がなされました。
【それって実際どうなの会】肩回しでダイエット効果は本当?餅田コシヒカリが挑戦!結果は驚きの変化!?|9月25日放送
◤来週水曜よる時~放送
『ホンマでっか!?』 ◢次回は…リバウンドを繰り返す
間違ったダイエット法を指摘✨
【ダイエットのムダ努力SP】最初にサラダ食べるのムダ努力!?
♀️糖質を抜きすぎると冷え性に!?食欲の秋に負けるな来週もチェック!#野呂佳代 #塚地武雅 pic.twitter.com/WMzianohmq
— 【ホンマでっか!?TV】公式 (@fujitv_honma) October 10, 2024
■ 無駄なダイエット努力とは?食事の順番とタンパク質摂取の誤解
食事の順番に要注意:ベジファーストは本当に効果的?
番組の最初に取り上げられたのは、「ベジファースト」が無駄な努力であるというテーマ。多くの人が「ダイエットにはまずサラダから食べるべき」という認識を持っており、それが健康的であると考えられています。しかし、梶本修身氏によると、これは過食を防ぐには逆効果だという驚きの指摘がありました。
梶本氏は、食事の最初にサラダではなく、タンパク質を摂取する方が効果的であると述べています。サラダは血糖値の上昇を抑え、体脂肪をつきにくくする一方、食欲を抑える効果が少ないため、最初に食べるべきではないとのこと。食事の始めにタンパク質を摂取することで、満腹感を得やすくなり、過食を防ぐ効果が高まるというのです。
この理論に基づき、岡田隆氏は、特に動物性タンパク質に偏る現代人の食生活に警鐘を鳴らしました。多くの人が魚や肉などの動物性タンパク質に頼りすぎており、ナッツや大豆などの植物性タンパク質の摂取が不足していると指摘。バランスの取れたタンパク質摂取が重要であり、植物性タンパク質をもっと積極的に取り入れるべきだと提案しました。
- ポイントまとめ:
- サラダから始める「ベジファースト」は、過食を防ぐには効果が薄い
- 食事の最初にタンパク質を摂取することで、満腹感が得やすくなる
- 動物性タンパク質だけでなく、植物性タンパク質もバランス良く摂取することが大切
12時間以上の空腹時間がダイエットの鍵?
Elly氏は、12時間以上の空腹時間を設けることで、ダイエット効果が高まると主張しました。具体的には、夜9時までに食事を終え、翌朝9時までの12時間は何も食べないという方法が推奨されました。この理論は、空腹の状態が続くことで、身体が脂肪を燃焼しやすくなり、痩せやすくなるという考え方に基づいています。
この提案に対し、塚地武雅さんは理解に苦しむ様子を見せ、具体的な実践方法について質問しました。Elly氏は「夜遅くに食事を取るのを避け、12時間後に再び食事を摂るだけで、無理なく痩せられる」と説明。このシンプルな方法に、他の出演者たちも興味を示していました。
さらに、Elly氏は、果汁100%ジュースについても警告。果糖は肝臓で代謝されるため、過剰に摂取すると脂肪肝になりやすいとのことで、ダイエット中に果物ジュースを大量に飲むのは注意が必要だと指摘しました。
- ポイントまとめ:
- 夜9時に食事を終え、翌朝9時まで12時間空腹の状態を保つのが理想的
- 果汁100%ジュースの飲みすぎは脂肪肝を引き起こすリスクがあるため、注意が必要
■ 糖質制限は効果的?その真実とは
水分が抜けるだけ?糖質制限の落とし穴
藤谷周平氏は、糖質制限によって減る体重の大部分は水分であり、実際には体脂肪が減少しているわけではないと説明しました。これにより、糖質を極端に制限しても、一時的に体重が減って見えるだけで、体脂肪が減らないため、リバウンドしやすくなるのです。
さらに、糖質を抜きすぎると筋肉量が減少し、基礎代謝が低下してしまうリスクが高まると警告されました。これにより、筋肉量が減ってしまうとエネルギー消費が減り、痩せにくくなるだけでなく、逆に太りやすい体質になってしまうという負のスパイラルに陥る可能性があるのです。
- ポイントまとめ:
- 糖質制限によって減る体重の大半は水分であり、体脂肪の減少ではない
- 糖質を抜きすぎると筋肉量が減り、基礎代謝が低下するリスクがある
冷え性や甲状腺機能低下のリスクも
藤谷氏は、糖質を極端に制限することが冷え性や甲状腺機能の低下につながるリスクがあると指摘しました。糖質はエネルギー源であり、必要な量を摂取しないと、身体のエネルギー不足により代謝が低下してしまいます。また、糖質不足により体温を維持する機能も低下し、冷え性を引き起こすことがあります。
梶本修身氏も、断食を繰り返すことで身体が「非常時」に備えて脂肪を蓄える体質になりやすいと説明しました。つまり、過度な断食や糖質制限は、短期的には体重が減るように見えるかもしれませんが、長期的には逆効果になる可能性が高いのです。
- ポイントまとめ:
- 糖質制限のしすぎは冷え性や甲状腺機能の低下につながるリスクがある
- 断食を繰り返すと身体が脂肪を蓄えるようになり、逆に太りやすくなる
■ ダイエットに役立つ意外なテクニックを紹介
髪の毛をとかして甘いものを我慢する?
Elly氏が紹介したのは、ダイエットに役立つ一風変わったテクニック。髪の毛をおろすことでストレスが緩和され、甘いものに手を出したくなる欲求を抑えられるというのです。ストレスが減ることで、過食や甘いものへの衝動を減少させることができ、結果としてダイエット効果が期待できるとのこと。
この意外なアドバイスに対し、小杉竜一さんは早速実践しようとしましたが、明石家さんまさんがやんわりと制止し、スタジオは笑いに包まれました。また、肩をほぐすこともストレス解消に効果的で、ストレスを感じた際には自分をリラックスさせる簡単な方法として推奨されました。
- ポイントまとめ:
- 髪の毛をとかすことでストレスが減り、甘いものを我慢しやすくなる
- 肩をほぐすこともストレス解消に役立ち、ダイエット効果を高める
よく噛むことで年間2kgの減量が期待できる?
岡田隆氏によると、食事をよく噛むことで満腹感を得やすくなり、年間で2kgの減量が期待できるとのことです。咀嚼回数を増やすことで、食べ過ぎを防ぎ、自然と食事量を減らすことができるため、ダイエットには非常に効果的です。
また、食事中にスマートフォンなどのデジタルデバイスを使うと、食事の味に集中できなくなるため、食事の満足度が下がり、食べ過ぎてしまう可能性があることも指摘されました。食事中はデバイスを置き、食べることに集中することが大切です。
- ポイントまとめ:
- よく噛んで食べることで、年間2kgの減量が期待できる
- スマートフォンを使わずに食事に集中することで、食べ過ぎを防げる
■ ダイエットに効果的なリズミカルなストレッチとドリンク
リズミカルなストレッチで筋肉に弾力を
藤谷周平氏が推奨するのは、ダイエットのためのストレッチをリズミカルに行う方法です。ゆっくりとしたストレッチよりも、リズムをつけて行うことで筋肉に弾力が生まれ、血流が改善され、コリが減少する効果が期待できるといいます。ストレッチをリズミカルに行うことで、身体全体の代謝が向上し、より効率的にダイエット効果が得られるというメリットがあります。
番組内では、小杉竜一さんが実際に椅子を使ったスクワットに挑戦し、その効果を実感。リズムに合わせてスクワットを行うことで、筋肉の働きがより活発になり、代謝が上がることが確認されました。
- ポイントまとめ:
- ストレッチはリズミカルに行うことで筋肉の弾力が高まり、血流が改善される
- リズミカルな動きは代謝を向上させ、ダイエットに効果的
話題のダイエットドリンク「梅醤番茶」とは?
Elly氏が紹介した最新のダイエットドリンク「梅醤番茶」は、梅と醤油、番茶を組み合わせた日本の伝統的な飲み物です。このドリンクには、身体を温め、代謝を促進する効果があるとされており、ダイエット中に最適な飲み物として紹介されました。
番組内では、明石家さんまさんや兼近大樹さんが試飲しましたが、その味には少々賛否がありました。しかし、Elly氏によると、身体が求めている成分を含んでいる飲み物は、おいしいと感じることが多いとのことです。
- ポイントまとめ:
- 「梅醤番茶」は身体を温め、代謝を促進する効果がある
- ダイエット中に最適な飲み物として注目されている
■ ダイエットのためにグルテンフリーを意識するのはムダ努力?
グルテンフリーが痩せる効果を持つという誤解
最後に取り上げられたのは、グルテンフリー食がダイエットに効果的かどうかという議論です。上原恵理氏は、グルテンフリーが痩せる効果を持つという説には科学的根拠がないと強調しました。グルテンフリー食は、小麦アレルギーやグルテン不耐症の人々のための食事療法であり、ダイエット目的で取り入れるべきではないとのことです。
野呂佳代さんが「小麦粉を摂ると下半身に肉がつく」という噂を聞いたことがあると発言しましたが、岡田隆氏は「それはありえない」と即座に否定。小麦粉そのものが直接体脂肪に影響を与えるわけではなく、総摂取カロリーの問題であると説明しました。
- ポイントまとめ:
- グルテンフリー食には科学的な痩身効果はない
- グルテンフリーは小麦アレルギーや不耐症のための療法であり、ダイエット目的では推奨されない
■ まとめ|正しい知識で無駄な努力を減らそう
今回の「ホンマでっか!?TV」では、ダイエットに関する多くの無駄な努力や誤解が紹介されました。食事の順番や糖質制限、ストレッチ方法など、日常的に行われているダイエット方法が実は逆効果である場合も少なくありません。ダイエットを成功させるためには、科学的な根拠に基づいた正しい知識を身につけ、無駄な努力を減らすことが大切です。
番組で紹介された方法を実践することで、リバウンドを防ぎ、健康的に痩せることが期待できます。ぜひ、自分に合ったダイエット方法を見つけ、無理のない形で健康を維持しましょう。
読者の皆さんのダイエット経験や質問をぜひコメント欄でお聞かせください!
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