スマホ・パソコンに届く身に覚えのないメッセージや通知に注意!詐欺被害を防ぐための対策を徹底解説
2024年10月8日の日本テレビ「ZIP!」では、増加する詐欺被害をテーマに「街録ZIP!リアルレビュー」で調査を行いました。番組では、スマホやパソコンに届く身に覚えのないメッセージや通知が、いかに巧妙になってきているかを解説し、特に近年では「料金請求」や「不在通知」などを装った詐欺メッセージが急増していることを指摘しています。
さらに、ITジャーナリストの三上洋さんを取材し、これらのメッセージがどのような特徴を持ち、どのように対処すべきかについてのアドバイスも紹介しました。今回は、番組の内容をもとに、詐欺被害の現状と対策について詳しく解説します。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
【ZIP!】125人のリアルレビュー!スマホ買い替えのベストタイミングとは?|10月8日放送
◢◤#あしたのZIP!◢◤
⏰あさ8時20分ごろは…#街録ZIP!リアルレビュー🎤『通知詐欺』
身に覚えがない通知
届いたことありませんか?今、偽の通知を送りお金をだまし取る
通知詐欺被害が広がっています!
街のみなさんはどのように気をつけているのか
杉原アナが聞いてきました。#ZIP!🤲🏻💕 pic.twitter.com/Dk6vPAIUjp— ZIP! 【公式】 (@ZIP_TV) October 7, 2024
■巧妙化する「料金請求」や「不在通知」の詐欺メッセージ
詐欺メッセージの現状:増加する偽の請求や不在通知
今回の調査では、特に多くの人が身に覚えのない「料金請求」や「宅配便の不在通知」を受け取っていることが判明しました。街で調査した20〜50代の27名のうち、特にこのようなメッセージを受け取ったことがあるという回答が多く寄せられました。
- 料金請求の詐欺メッセージの特徴
請求書や料金未納を装ったメッセージは、件名や送信元を巧妙に偽装しているため、一見すると本物に見えることが多いです。特に、電力会社や通信会社を名乗るものが多く、リンクをクリックすると、偽サイトに誘導され、個人情報を入力させる手口が使われています。 - 不在通知を装ったメッセージの増加
宅配業者の「不在通知」を装ったメッセージは、近年急増しており、本物と見分けがつきにくいのが特徴です。クロネコヤマトや佐川急便など、実在の宅配業者を装い、再配達を依頼するように見せかけて、リンクをクリックさせる手口が使われています。
セキュリティ対策のポイント
- リンクをクリックしない
身に覚えのないメッセージを受け取ったら、リンクを絶対にクリックせず、まずは公式のウェブサイトやアプリから情報を確認することが重要です。 - 公式アプリを活用する
配達状況や料金の確認は、企業の公式アプリを利用することで、偽メッセージを見分けやすくなります。特に、クロネコヤマトや佐川急便などは公式アプリで配達状況を確認できるため、リンクの正当性を判断する必要がありません。 - メッセージを受け取った際は冷静に対処
急かされる内容や「今すぐ支払わないと訴訟になります」といった脅迫的なメッセージには特に注意し、落ち着いて確認することが大切です。
■投資に関するグループチャット招待も要注意!SNS型詐欺の手口とは?
増加するSNSを利用した投資詐欺
詐欺の手口はメッセージやメールだけに限らず、最近ではSNSを通じた「投資詐欺」が急増しています。今回の放送では、特にLINEのグループチャットに突然招待されるケースが多いことが指摘されました。LINEを通じた投資詐欺グループでは、初心者を装ったメンバーが被害者に話しかけ、安心させた上で投資を誘導するケースが増えているそうです。
- 投資詐欺の具体的な手口
グループに招待されると、あたかも利益が出ているようなスクリーンショットや、メンバー同士の会話を見せ、被害者を安心させます。「試しに少額投資してみませんか?」という形で、最初は少額を振り込ませ、その後「もっと投資すれば大きな利益が得られる」と言ってどんどん金額を増やさせる手口です。 - 被害に遭った人の事例
実際に、LINEの投資グループに招待され、試しに10万円を振り込んだところ、「もっと大きな額を投資するとさらに儲かる」とそそのかされ、最終的に2000万円を失ったという事例も紹介されました。お金を引き出そうとすると「手続きに問題が発生した」と言われ、結局一切の資金が戻ってこなかったそうです。
LINEグループ招待への対処法
- 知らないグループに招待されたら即退会する
知らないグループに招待されたら、すぐに退会し、絶対に発言をしないことが重要です。発言すると、さらに多くの詐欺メッセージが送られてくる可能性が高まります。 - LINEの「通報」機能を活用する
不審なグループに招待された場合、LINEの通報機能を使ってLINE社に通報しましょう。これにより、詐欺グループが特定され、他の被害者が生まれることを防ぐことができます。
■巧妙化するウイルス感染の警告メッセージ
「ウイルス感染の警告」の見分け方と対処法
パソコンやスマホを使っていると、突然「ウイルスに感染しました!」という警告が表示されることがあります。この警告は、いかにも本物のセキュリティ警告のように見えますが、実は詐欺メッセージの一種であることが多いです。
- 警告メッセージの特徴
警告メッセージには「今すぐこちらに連絡してください」や「指定のリンクをクリックして対処してください」といった文言が含まれ、ユーザーを焦らせるのが特徴です。中には実在するセキュリティ会社を名乗るケースもあり、巧妙に作られたサイトへ誘導されることがあります。 - 実際にはウイルスに感染していない場合がほとんど
情報処理推進機構によると、このような警告メッセージは、ほとんどの場合、実際にはウイルス感染していないといいます。ウイルスに感染したと思い込み、誘導されたリンクをクリックすると、逆に個人情報が盗まれたり、金銭を要求されることになります。
安全に対処する方法
- 警告メッセージは無視する
突然の警告メッセージに焦ってクリックするのは禁物です。まずは無視し、パソコンやスマホを再起動してみましょう。 - 公式のセキュリティソフトで確認する
本当にウイルス感染が心配な場合は、公式のセキュリティソフトを使ってスキャンを行い、問題がないか確認しましょう。
■まとめ:身に覚えのないメッセージや通知が届いたら冷静に対処しよう!
今回の「ZIP!」の特集では、身に覚えのないメッセージや通知が届いたときの対処法や、増加する詐欺被害の現状について詳しく解説しました。詐欺被害は年々増加しており、誰もが被害に遭う可能性があります。
ぜひ、紹介した対策方法を参考にして、自分や家族の身を守るための知識を深めましょう。また、皆さんが経験したことのある詐欺メッセージや対処法などがあれば、ぜひコメント欄でシェアしてください!読者同士で情報を交換し合い、詐欺被害を未然に防ぎましょう。
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