田中要次が富山・魚津を巡る！たてもん祭りと絶品グルメ、蜃気楼グラスの伝統工芸まで
2024年9月15日に放送された「遠くへ行きたい」では、俳優の田中要次さんが富山県魚津市を旅し、地域の魅力や伝統文化を体験しました。今回の旅では、魚津市で約300年の歴史を持つ「たてもん祭り」に参加するほか、地元の名産であるのどぐろや寒ブリなどの絶品グルメを堪能。また、富山の伝統工芸である「蜃気楼グラス」にも触れるなど、充実した旅を楽しみました。この記事では、その全貌を詳しくお伝えします。
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氷の館アラスカランドで体感する氷の世界と絶景
田中要次さんの旅は、魚津市にあるテーマパーク「ミラージュランド」からスタートしました。まず訪れたのは、氷の世界が広がる「アラスカランド」。この施設では、マイナス30℃の氷点下の世界を体験できます。館内には、美しく氷彫刻が並び、光が当たると氷がきらめき、幻想的な空間が広がります。極寒の中で感じる静寂さと、目の前に広がる壮麗な氷のアートは、まさに別世界のようです。
この体験は、ただ寒さを感じるだけでなく、厳しい環境の中で人々が生み出した美しさに触れることができる貴重な機会です。田中さんもこの幻想的な空間にしばし立ち尽くし、その美しさを心から楽しんでいました。
氷の館を出た後、田中さんはミラージュランドの大観覧車に乗り込みました。観覧車の上からは、富山湾と立山連峰を一望でき、地上では味わえない広大な自然の風景を楽しむことができます。特に、晴れた日には富山湾の青い海と、立山連峰の雄大な山々が目の前に広がり、まるで絵画のような光景が広がります。田中さんも、その絶景に感嘆しながら、しばらくその美しい景色を堪能していました。
富山の誇る「たてもん祭り」で地元の熱気に触れる
次に田中さんが訪れたのは、魚津市で約300年もの歴史を持つ「たてもん祭り」。この祭りは、地元の7つの町が、それぞれの山車を神社まで引いていく勇壮な伝統行事です。たてもんとは、重さが5トンにも及ぶ大きな山車で、山車の上には長い柱が立ち、その柱を支えながら町中を進む姿は圧巻です。
祭りの準備段階で、田中さんは保存会の方から祭りの歴史や文化について詳しく話を伺いました。たてもん祭りは、地域の豊穣を祈るために始まったとされ、その伝統が今日まで引き継がれています。町をぶらりと歩きながら、祭りの準備に忙しい地元の人々の様子を見学した田中さんは、その熱気に感動し、祭りへの期待を高めていました。
夕暮れ時、田中さんは祭りの本番に参加するため海岸へ向かいました。7つの町がそれぞれの山車を神社に向かって一斉に引き始め、山車がゆっくりと進んでいく姿はまさに迫力満点です。田中さんも地元の皆さんと一緒に山車を引き、「急にラグビー部に入れられた気分だ」と冗談を交えながらも、汗を流しながら奮闘しました。重さ5トンの山車を引くのは簡単なことではなく、田中さんも体力を使い果たしていましたが、その経験は忘れられないものになったことでしょう。
富山の絶品グルメ「ハマオカ海の幸」で寒ブリを堪能
富山といえば、美味しい海産物が豊富に揃っていることでも知られています。田中さんが訪れた「ハマオカ海の幸」は、昭和25年に創業した水産加工品のお店で、特に塩漬けにした寒ブリが名物です。寒ブリは、富山湾で冬に漁獲される脂が乗ったブリを塩漬けにして保存する伝統的な製法で作られています。この製法のおかげで、夏でも新鮮な味わいを楽しめるのが特徴です。
田中さんは併設された飲食スペースで、寒ブリの干物やホタルイカの黒作りなどを試食しました。特に、熟成された寒ブリの深い味わいには感動し、「この味は本当に特別ですね」と驚きを隠せませんでした。また、ホタルイカの黒作りも、独特の風味と濃厚な旨味が口いっぱいに広がり、富山の海の幸の豊かさを感じさせました。
懐石料理「四季料理 悠」で味わうのどぐろ一夜干し
続いて訪れたのは、地元食材にこだわった一流懐石料理店「四季料理 悠」。ここで田中さんは、富山の名産である「のどぐろの一夜干し」を試食しました。のどぐろは脂が乗った高級魚として知られ、焼き上げるとその旨味が際立ちます。
田中さんが試食したのどぐろは、一夜干しにしたものを焼いただけというシンプルな調理法ながら、その旨味が口の中で広がり、「やわらかい！焼いただけでこの旨味はすごい」と感動の声を上げました。富山の新鮮な食材を最大限に活かした料理は、素材そのものの美味しさを存分に引き出しており、田中さんも「今まで食べたのどぐろはなんだったんだろう」と驚きを隠せませんでした。
伝統工芸「蜃気楼グラス」に触れる
田中さんが次に訪れたのは、「工房ヤマセン辻佛檀」。この店は、魚津市で漆塗りの仏壇を作る工房として知られていますが、近年ではアワビの貝殻を使った「蜃気楼グラス」が人気商品となっています。このグラスは、アワビの貝殻を砕き、その一枚一枚を丁寧にグラスの底に貼り付け、独自の技法で漆を塗り重ねて仕上げたものです。
蜃気楼グラスは、その繊細な細工と美しい色合いが特徴で、まるで蜃気楼が見えるかのような幻想的なデザインが魅力です。田中さんも、この手の込んだ工芸品に興味を示し、グラスを手に取りながらその細工の美しさを堪能しました。
この工房の店主である辻さんは、輪島で漆の技術を学び、富山に戻ってからも独自の工法を研究し続けています。仏壇職人としての伝統を守りながら、現代的な商品を開発し、地域に根ざした工芸品を作り出しているその姿勢に、田中さんも感銘を受けていました。
雄大な自然「洞杉」を訪れる
たてもん祭りや富山の美食、工芸品を楽しんだ田中さんは、翌日、魚津市の山間部へと足を運びました。ここでは、日本で3番目の太さを誇る「洞杉」と呼ばれる杉の木が生い茂っています。洞杉は、岩の上で日光を求めて成長するため、その姿がまるで岩に座しているかのように見える独特な形状が特徴です。
田中さんは、この自然の神秘を目の当たりにし、思わず写真に収めようとしましたが、「いや、これはやっぱり目で感じないとわからないですね」とコメント。圧倒的な存在感を放つ洞杉に、自然の力強さと美しさを感じ取りました。
まとめ
今回の「遠くへ行きたい」で田中要次さんが体験した富山・魚津の旅は、たてもん祭りの迫力、富山ならではの絶品グルメ、そして伝統工芸の美しさを存分に感じるものとなりました。特に、地元の人々と触れ合いながら体験した祭りや、地元食材を使った料理は、田中さんにとっても特別なものだったようです。富山の自然や伝統文化に触れ、改めてその魅力を実感する素晴らしい旅でした。
富山県魚津市は、豊かな自然と文化、そして美味しい食べ物が詰まった場所です。田中さんの旅を通じて、その魅力がさらに多くの人に伝わることを期待しています。
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