電気・ガスの値上げで増す家計負担!節約アドバイザーが教える効果的な節約方法|ZIP!
11月からの電気・ガスの値上げにより、家計への負担がさらに増しています。例えば、東京電力の標準的な使用量での電気代は、10月の8260円から11月には8868円へと608円の値上がり、東京ガスも10月の5674円から5948円へと274円上がり、合計で月額882円もの負担増です。このような状況で、節約アドバイザーの和田由貴さんは「特に冬場は、冷房よりも暖房のほうが消費電力が多く、電気代が高くなりがち」と指摘しています。家計を守るために、日常生活で簡単に取り入れられる節約方法について詳しく見ていきましょう。
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■電気・ガス代の節約ポイントを徹底解説
エアコンの温度設定で年間1650円の節約
- 経済産業省によると、エアコンの設定温度を21℃から20℃に1℃下げるだけで、年間約1650円の節約効果が期待できます。冬場の暖房設定温度を工夫するだけで節電になるので、こまめな調整を心がけましょう。
- さらに、定期的にエアコンのフィルター掃除を行うことで、エアコンの効率が向上し、年間で約990円の節約につながります。ホコリが溜まると電力消費が増えるため、フィルターは1〜2週間に1度の頻度で掃除するのがおすすめです。
コンロの火の使い方で年間1761円の節約
- 東京ガスによれば、ガスコンロの火を鍋の底からはみ出さないように調整することで、年間約1761円の節約効果があります。これは、余分なガス消費を抑えることで効率的に調理ができるためです。
- さらに、ガスコンロでの調理の際は、蓋を活用することで加熱時間を短縮し、ガス代の節約にもつながります。短い調理時間で済む料理には、蒸し器や圧力鍋を活用するのも一案です。
追い炊きを避けて年間3174円の節約
- お風呂の追い炊きも電気・ガス代に大きく影響します。東京ガスの試算では、追い炊きをせずに1度のお湯で済ませることで、年間で約3174円の節約が可能です。
- また、お風呂の蓋を使うことで、湯温が下がりにくくなり、追い炊きの必要がなくなります。保温効果を高めるためには、入浴時以外は必ず蓋を閉め、可能であれば保温シートも活用することをおすすめします。
■キッチンでできる簡単節約術
電子レンジを活用した調理でガス代を削減
- 煮込み料理に使う野菜などの下ごしらえは、電子レンジで行うことで節約効果が期待できます。ガスコンロでの煮込み時間を短縮でき、効率的に火を通せるため、ガス代の節約につながります。
- 例えば、カレーやシチューの具材となるジャガイモやニンジンは、電子レンジで加熱してから鍋に移すと、煮込み時間が大幅に短縮されます。また、冷蔵庫から取り出してすぐの野菜よりも常温の野菜を使うと加熱時間がさらに短縮され、節約効果が増します。
給湯器の温度設定を下げて節約
- 皿洗いや手洗いで使うお湯の温度設定を少し低めにすることで、ガス代を抑えることができます。給湯器の設定温度を普段よりも1〜2℃下げるだけで、年間を通じて大きな節約効果を生み出せます。
- 食器洗いはぬるま湯でも汚れが落ちやすいので、温水の温度を下げるだけでガス代の無駄を減らすことができます。特に食洗機を使っている場合、あらかじめ食器を軽くすすいでからセットすることで、さらに効率よく節水・節電が可能です。
■日常生活でできる小さな工夫で大きな節約効果を!
冬場の暖房器具の使い方を工夫
- エアコンの使用を減らすために、こたつや電気カーペットを併用することも一つの手です。足元が温まることで、室温が多少低くても暖かく感じるため、エアコンの設定温度を低く抑えることができます。
- また、厚手のカーテンや断熱シートを窓に貼ることで、外からの冷気を遮断し、暖房の効率を高めることができます。これにより、室内の温度が保たれ、暖房の使用時間を短くすることができるため、電気代の節約になります。
家電の待機電力を削減
- テレビや電子レンジなどの家電は、使っていない時でも待機電力を消費しています。コンセントをこまめに抜いたり、主電源を切るだけで、年間数百円程度の電気代を節約することが可能です。
- 特に長時間使わない家電や外出時には、待機電力を完全にカットするように心がけましょう。延長コードにスイッチ付きのものを使用すると、簡単に電源のオン・オフができるので便利です。
■政府の経済対策と物価高騰への対応について
今後予定されている経済対策
- 政府は、今月中旬に電気・ガスの値上がりを含む物価高対策をまとめる予定です。これには、特に生活に必要なエネルギー価格の上昇に対する支援策が盛り込まれる見通しで、今後の具体的な対策内容に注目が集まっています。
- 物価高が続く中で、エネルギー関連の支援がどのように拡充されるのか、また、一般家庭への影響をどれだけ軽減できるのかが大きな関心事となっています。今後も新しい情報が入り次第、最新の対策内容を更新していく予定です。
緊急支援の終了とさらなる値上げの影響
- 今年の夏には、電気・ガスの高騰に対する緊急支援策が実施されていましたが、10月で終了したため、現在の料金改定が直接家計に影響を及ぼしています。
- 和田由貴さんも指摘している通り、冬場の暖房需要が高まると、冷房に比べて電力消費が増加するため、さらなる電気代の負担が予想されます。今後の値上げが家計にどのように響くのかを見極めつつ、早めに対策を講じることが大切です。
節約を習慣化するためのコツ:無理なく続ける具体的な方法
ここからは、私からの提案です。節約を無理なく続けるためには、日常生活の中で「習慣化」することがポイントです。一時的な取り組みではなく、習慣として身につけることで、節約が自然とできるようになります。ここでは、手軽に取り入れられる具体的なコツをいくつか紹介します。
1. エアコンや家電の「フィルター掃除デー」を設定する
- エアコンや冷蔵庫、洗濯機などのフィルター掃除は、定期的に行うことで電力効率が向上し、節約につながります。ただし、毎回忘れてしまいがちな作業でもあります。週に一度、特定の曜日を「フィルター掃除デー」に決めると、忘れずに続けやすくなります。
- スケジュール帳やスマホのリマインダー機能を使って「フィルター掃除」を定期的に知らせる設定にすると、自然と習慣にすることができます。
2. 「タイマー」を活用してガスや電気の無駄を防ぐ
- ガスコンロでの調理時間やエアコンの運転時間をキッチンタイマーやスマホのアラームで管理することで、無駄なエネルギー消費を防ぐことができます。例えば、煮込み料理をしている際にタイマーを設定しておくことで、調理時間が必要以上に長くなることを防ぎ、ガス代の節約につながります。
- また、エアコンの設定時間もタイマーで管理すると、気づかないうちに長時間使ってしまうことがなく、効率的に暖房を利用することができます。
3. 追い炊きを減らすために家族の「入浴時間を工夫」する
- 冬場は特に追い炊きによるガス代がかさむため、家族全員が同じ時間帯に入浴するように工夫することで節約になります。入浴の時間帯を事前に決めておき、湯温が下がる前に家族が続けて入浴できるよう調整するだけで、追い炊きが必要なくなり、ガス代を節約できます。
- 家族であらかじめ入浴時間を話し合っておくことで、無理なく一貫して続けられる節約方法になります。
これらの小さな習慣を取り入れるだけでも、毎日の節約効果が積み重なり、年間を通して大きな家計の節約につながります。
読者のコメントや質問を歓迎します
今回の節約アドバイスを試してみた感想や、実際に節約効果があった工夫などがあれば、ぜひコメントで教えてください!また、節約に関する質問や悩みについても、お気軽にコメント欄にお寄せください。皆さんと一緒に節約のアイデアを共有し、家計負担を少しでも減らすお手伝いができればと思います。
まとめ
電気・ガスの値上げに伴い、家庭での節約がますます重要になっています。エアコンの設定温度やガスコンロの使い方、追い炊きを減らす方法など、日常生活のちょっとした工夫で大きな節約効果が期待できます。政府による経済対策の内容も注視しつつ、これらの節約テクニックを取り入れて、少しでも家計の負担を軽減していきましょう。
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