愛でたいnippon 新潟＆愛媛SP：高橋克実と友近が互いの故郷を探訪する旅！
2024年8月29日に放送されたNHK総合「あさイチ」では、特別企画「愛でたいnippon 愛媛＆新潟SP」が放送されました。今回の特集では、新潟出身の高橋克実さんと愛媛出身の友近さんが互いの故郷を訪れ、地域の歴史や文化、特産品を紹介。視聴者も一緒に新潟と愛媛の魅力を再発見できる素晴らしい旅が繰り広げられました。この記事では、番組のハイライトとともに、新潟と愛媛の地域の特産品や文化、伝統行事を詳しくご紹介します。
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新潟の魅力を再発見：ヒスイ拾い体験と地域通貨「翠ペイ」の活用
まず、愛媛出身の友近さんが訪れたのは新潟県糸魚川市。糸魚川市は日本一のヒスイ産地として知られており、宝石としてのヒスイの魅力を学ぶことができる場所です。友近さんは地元の海岸でヒスイ拾いに挑戦。ヒスイの原石は、白から薄い緑色でツルツルした表面と重みが特徴。地元のガイドによると、最も良いヒスイを見つけるには、光の反射と重さを注意深く感じ取ることが重要だそうです。友近さんもそのアドバイスをもとに見事にヒスイを見つけ、その美しさに感動していました。
続いて紹介されたのが、糸魚川市の地域通貨「翠ペイ」。この地域通貨は、市内で使える電子マネーで、決済音には糸魚川市出身の横澤夏子さんの声が使われており、地元の魅力をより身近に感じさせる工夫がされています。この通貨の導入により、地元経済の活性化とともに、地域への愛着を深める取り組みが進められています。
愛媛の特産品と伝統文化：宇和島の真珠養殖と鯛料理
新潟出身の高橋克実さんは、愛媛県宇和島市を訪れました。宇和島市は真珠の生産で有名で、特にアコヤガイを使った真珠養殖が盛んです。高橋さんは真珠を育てる一家を訪問し、養殖のプロセスを学びました。10万個以上のアコヤガイを育てているこの家族は、貝についた付着物を掃除し、海に戻して成長を見守るという大変な作業を行っています。1日に5000個もの貝を手作業で掃除するというその労力に、高橋さんも驚きを隠せませんでした。
さらに、宇和島市の郷土料理である「鯛めし」と「鯛そうめん」も紹介されました。鯛めしは、しょうゆ、酒、みりん、だし汁などで漬け込んだ鯛を使用した料理で、その深い味わいは愛媛ならではのものです。また、海鮮丼スタイルのものと炊き込みご飯スタイルの2種類があり、それぞれの違いを楽しむことができます。友近さんもこの鯛料理の魅力に取り憑かれ、何度も感動している様子が印象的でした。
今治タオルの選び方と復活の技術
愛媛県今治市は、質の高いタオルで世界的に有名です。番組では、今治タオルの選び方のポイントとして、パイルの長さと生地の厚さが紹介されました。パイルが長いほどふわふわした手触りを楽しめ、短いほどさらっとした感触になります。また、生地の厚さも重要で、厚いタオルは多くの水を吸う反面、乾くのが遅いのに対し、薄いタオルは乾きが早いという特性があります。
さらに、長年使用してゴワゴワになったタオルを復活させる方法も紹介されました。タオルメーカーの代表、池内計司さんは、タオルのメンテナンスにこだわり、環境に配慮したオーガニック栽培の綿を使用しています。池内さんのアドバイスによれば、タオルを洗濯する際は、パイルを再び立たせるための洗い方や干し方を工夫することが重要で、これによりタオルが再びふわふわに戻るとのことです。家庭でも簡単に実践できるこの方法は、視聴者にとっても役立つ情報となりました。
雪国の知恵：雪を活用した冷房システムと食材保存法
新潟県では、雪を活用したユニークな取り組みが行われています。上越市立安塚小学校では、雪の冷たさを利用した冷房システムを導入しており、夏でも室温を快適に保つことができるそうです。このシステムは、2002年から導入され、地元の人々にとって除雪が大変な雪のイメージを変える取り組みとしても注目されています。雪の冷房効果により、外がどれだけ暑くても室温は27度前後に保たれており、エコで快適な冷房方法として評価されています。
また、雪を利用した伝統的な食品保存方法「雪室」も紹介されました。雪室とは、雪を利用して冷やす倉庫で、長期間食品を保存するのに使用されます。例えば、ジャガイモを雪室で保存すると糖分の含有量が増え、甘みが増すといった効果があります。この方法は、千年以上前から伝わるもので、現代でも食品の品質向上に貢献しています。さらに、雪を使った日本酒の熟成も紹介され、雪でタンクを冷やすことで風味が変わり、特別な味わいが楽しめると好評です。
170年続く伝統の「乙亥大相撲」と山古志の「牛の角突き」
愛媛県西予市野村町にある乙亥会館では、毎年11月に「乙亥大相撲」という伝統的な相撲大会が開催されています。この大会は、大相撲の力士とアマチュアの力士が対戦する日本唯一の大会で、地域住民による地区対抗戦も大きな見どころとなっています。乙亥大相撲は、2018年の西日本豪雨で大きな被害を受けましたが、地域の人々の協力によって復興され、今でも地域の誇りとして続けられています。
新潟県長岡市山古志では、「牛の角突き」という伝統行事が行われています。この行事は江戸時代から続くもので、牛同士が角を突き合わせるというユニークな競技です。角突きには、勝敗を引き分けにする独特のルールがあり、牛を傷つけないように配慮されています。また、2004年の新潟県中越地震で大きな被害を受けたにもかかわらず、地域の人々の努力でこの伝統は守られ続けています。近年では、山古志角突き女子部も結成され、女性たちもこの伝統行事に参加し、地域の魅力を発信しています。
まとめ：新潟と愛媛の豊かな文化と伝統を楽しむ旅
今回の「あさイチ」特集は、新潟と愛媛の魅力を再発見する素晴らしい内容でした。高橋克実さんと友近さんがそれぞれの故郷を訪れることで、視聴者は新たな発見と感動を得ることができました。新潟と愛媛には、それぞれの地域ならではの特産品や文化、伝統行事があり、それらが今も大切に受け継がれています。この記事を通じて、新潟と愛媛の魅力をより深く理解し、訪れてみたいと思った方も多いのではないでしょうか。新潟と愛媛の豊かな文化と伝統を、これからも応援していきましょう。
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